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多民族国家大和

土佐で興った初期大和王権の国家構造を様々な角度から論証していきます。

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深淵とイシュタル

土から生まれ土に還る 記事で土佐における四神の配置とバビロニアのことについてざっと書きましたが、特に西の日(火)の神付近とバビロニアに関連することについて、詳しく。

土佐の四神のうち西の日(火)の神は、巨大な獅子岩をその原初信仰としており、これが後に牛頭天王に変わり、潮江天満宮(日本初の天満宮)へと変遷していきました。

詳しくは→天満宮と北極星(Lemurian resonance)を参照

西の日(火)の神付近は、北の台地から西側のピラミッド型の山をぐるっと回って龍馬も遊んだ鏡川という川が内湾に注ぎ込む河口になっています。

この鏡川の最上流部に七ツ淵(七ツ淵神社もあり)という地があります。1週間を7日(七曜)にしたのはシュメール人といわれます。七曜に関しても 土から生まれ土に還る 記事で密教伝播以前に日本に入ってきていた可能性が高いと指摘しました。

シュメール人は龍が春に出てきて秋に入っていくと考えていました。どこから出てきてどこへ還っていくかというと”淵”です。土佐には七ツ淵神社以外にも深淵神社(玄松子さん)という延喜式内社もあります。深淵水夜禮花命を祀っているのは全国で唯一、この神社だけです。この他にも地の底まで続くような地割れが史跡となっているところもあります。

この七ツ淵付近を源流とする鏡川は龍神の川と言われており、金属器を投げ入れると祟りがあると信じられていて、実際にばちが当たった人もいます。この鏡川が鴻ノ森というピラミッド型の山を経由し、南の内湾・浦戸湾に注いでいるのです。

その途中に斉明天皇崩御地の朝倉があります。この朝倉神社の祭神は天津羽羽神、つまりは龍神です。それで、最終地点・潮江(牛尾江)に獅子が待ち構えているのです。

バビロン
『ウィキペディア(Wikipedia)』の主要な大通りの行列道路は舗装され両側の壁は神々の象徴であるライオンや竜ムシュフシュの像で飾られていました。

また、この潮江山頂の巨石からは金星が非常に美しく見え、イシュタルと雄牛もまた潮江の巨石でつながるのである。なぜ菅原道真の長男・菅原高視『ウィキペディア(Wikipedia)』が土佐の国衙とは、ほど遠い潮江の地に住み、そこで道真の遺物を受け取ったかが上記の理由をもって説明できる。

上古、私たち日本人の文明は非常にオリエントの文明と直結したものでありましたが、鎌倉・室町・戦国期を通じて、特に江戸時代を通じて余分なものはそぎ落とされ、明治期の皇国史観で完全にシャットアウトされたのだと感じます。


これからは、皇国史観を拝し、世界の民族と宗教が融合した多民族国家としての大和を私たちのアイデンティティーとして取り戻していく必要があるでしょう。

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